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言語にまつわる魑魅魍魎

名詞の定義

名詞について多くの教科書が人、モノ、場所、概念など列挙的に説明をしているが、果たしてそれはwell-difinedな定義といえるだろうか。少なくとも数学でこのような暴挙に出ればぶっ飛ばされる訳だが、そこまで包括的な定義にこだわるべきではないのかもしれない。

過去分詞形の揺れ

proveの過去分詞はprovedであり、provenでもある。また、learnedとlearnt、burnedとburntなどもある。統一してくれうざったい。

カタカナ英語の弊害

英語で幾何学はジオメトリー、歴史学はヒストリーだが、この「トリー」の部分のスペルが一致しない(Geometry and History)。無論母国語として英語を知覚する者たちにとっては大きな発音の差を意識できるのだろうが、その音を日本語という解像度の低いディスプレイを通してみることによって教養が欠如した人間のような過ちを犯してしまう。

「碌でもない」といったときの碌は恐らく批判的な意味を持っているが、「碌なことにならない」の場合は文脈から推測するにポジティブな意味合いがあるだろう。碌ってなんぞや。